お疲れ様です。
わが大済ツインズに限ったことではないのですが、チーム事情から、高学年の試合に本来低学年カテゴリーにいる4年生や時として3年生を起用せざるを得ない状況になっています。
先日の新人戦も、4年生、5年生でやるべきところ、3年生が出場しました。
高学年(5.6年生)に交じって低学年(3.4年生)の選手がプレーするのは正直大変です。なぜなら、投手板とホームベースの距離、それぞれの塁間がともに2メートルずつ伸びるからです。また、4年生は上級生が投げるボールを打ち、上級生が打つ打球を処理しないといけません。
たった2mと思うかもしれませんが、この2mが果てしなく遠いのです。
下の表は、ある年のスポーツテストの学年別平均をインターネットから拾ってきたものです。
野球をやっている子は平均よりも上の記録を出すとは思いたいのですが、「平均」という言葉に着目してこの数字を考えてみたいと思います。

これだけ見ると、よくわかりませんので、50m走とソフトボール投げに着目して、攻撃面、守備面の影響を考えます。
攻撃。走塁についてです。50m走の結果から、これが少年野球の塁間(低学年21m、高学年23m)に換算するとどうなるかというと・・・・・

4年生、5年生、6年生、学年が一つ上がるにつれて、0.2秒ずつ次の塁に到達する時間が短くなっていくことになります。
さて、ダイヤモンドのサイズの差は縦横2mずつ。ですので、サードゴロを打って、三塁ベース付近でさばいた三塁手が一塁に送球するとき、投げる距離は低学年だと約29.5m、高学年だと約32.5mで3mの差があります。
野手の送球スピードが70㎞/hとすると1m移動するのに0.05秒しかかかりませんから3mの差だと0.15秒差です。
(ある研究者によると5年生投手の平均球速が76.39±8.82㎞/hらしいので、簡易に高学年野手の送球を70㎞/hあたりかなとしています。)
打者走者(4年生)が1塁に到達するのに2m余計に走ることで+0.4秒必要なのに対して、野手の送球は+0.15秒で1塁に達してしまいます。
てことは、0.25秒差でアウト!
5年生ならギリギリ内野安打というところに4年生が打っても、1塁に達する前に送球が届いてしまう。ということはその分ヒットゾーンが狭くなるということになります。
今度は守備面。これはソフトボール投げの結果を見てもわかるとおりですが、4年生の平均では高学年の塁間23mに達しないどころか、低学年の塁間21mにも届いていません。なので、通常は低学年の試合でもワンバン送球がデフォルトです。また、前述のスピードの差も、その分守備範囲が狭くなり、相手チームのヒットゾーンが広くなることを示しています。
つまり、4年生や3年生が高学年のカテゴリーで野球をやるのは大変なことなのです。逆に考えると、そんな大変なことに挑戦している4年生をもっと励ましてあげないといけないですね!
4年生が高学年でヒットを打ったり、深い位置のゴロを1塁で送球アウトにした場合はいつも以上に褒めてあげることにします。
頑張れ!君たちならできる!
次は勝つ!
It always seems impossible until it’s done. — Nelson Mandela