• NO BALL NO LIFE

寝かせる?立てる?

あるお父さんコーチからこんな質問が来ました。

「バットって肩に担ぐように構えたらだめなんですかね?」

またある時の練習で、こう言っているコーチもいました。

「バット立てよう!ちょうど傘さすみたいに」

結論から言いますと、どちらにもメリット・デメリットあるように思われます。

=バットを寝かせたときのメリット=

☆あらかじめスイングの軌道と平行な位置にバットを支持することで体の軸を中心として腕とバットでつくる平面(スイングプレーン)を意識できるため、ボディーターンを使ってボールの軌道にバットを入れやすくなり、レベルスイングが容易になります。

☆また、最短距離をイメージしてバットを出すことができ、ボールに対するコンタクトがしやすくなり、自分の狙ったところにバットを置きやすくなります。

=バットを寝かせたときのデメリット=

★一方で、自分の軸と平行にバットを支持していないので、バットヘッドの重さを感じてしまい、手首、腕にストレスを生じてしまいます。

★トップが浅くなってタメを作れないことがあります。

★さらに、後述するように、バットを立てたときと比べて、インパクト時のバットヘッドのスピードが出ないというデメリットがあります。

=バットを立たせたときのメリット=

☆バットを立たせて構えると、自分の軸と平行にバットを構えるので、手首や腕に負荷がかからない構えになります。

☆垂直に支持したところからヘッドが曲線を描くように振ると、インパクト時のバットヘッドのスピードが向上します。サイクロイド曲線のイメージです。

=バットを立たせたときのデメリット=

★垂直支持から始動し、レベルスイングに移行するところで、バットの重さやそのスピードによってブレが生じてしまい、パワーのたりない選手だと狙ったところにバットを出せないリスクがあります。

★コックやヒッチなどの予備動作の余地が多く、振り遅れのリスクがあります。

いけないのは、一人の選手にコーチAが「立てろ」と言い、別の機会に同じ選手に対してコーチBが「バット寝かせろ」と違うことを言って選手を混乱させることですね。それぞれの選手の特徴に合わせて、どういった指導をするかを指導者が共通意識を持つことが重要です。

サイクロイド曲線:同時に転がすと白いボール(軌跡)が最も速くゴールに着く=スピードが出ます。(NHK Eテレより)

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